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武里

股関節の正常な動き

2021.11.26

こんにちは。

まちの整骨院武里駅前です。

 

だんだんと朝晩の冷え込みがきつくなってきましたね。

お身体の痛みや体調を崩される方も増えてきているので皆さま、お気を付けください。

 

 

さて、前々回前回は股関節が整うと起こる良いことをお話しました。今回は股関節の正常な動きについてお話したいと思います。

 

 

【股関節の解剖】

骨盤は、身体のほぼ中央あり、上半身と下半身の境目となります。その真ん中には重心があり、そこで両脚を繋いでいるのが股関節になります。骨盤の横にある凹み(寛骨臼)に、太腿の大腿骨の球状の先端(大腿骨頭)が嵌まり込むような形の関節で、この形状から、臼状関節と呼ばれています。その動きは基本的に、大腿骨頭と膝関節の中心を結ぶラインを軸に行われるものとなります。

 

骨盤の臼状の凹みである寛骨臼に丸みを帯びた大腿骨頭の約3分の2が入り込みます。寛骨臼と大腿骨頭の表面を関節軟骨が覆い、寛骨臼の縁は関節唇という軟骨が取り囲みます。また、股関節全体を袋状の関節包が包み、多くの靱帯が走ります。

 

 

【股関節の動き】

股関節の運動軸は垂直線から6度ほど外側に傾いています。これは大腿骨頭が120〜130度の角度(頸体角)で寛骨臼に嵌るからになります。さらに真上から見ると(下の図)大腿骨頭は10〜30度の角度(前捻角)で前方へねじれています。

 

股関節は前後、左右、上下という3次元で稼働するアクティブな関節で、臼関節を呈する股関節だから可能となり、対となる6方向の動きがあります。具体的には、屈曲伸展外転内転外旋内旋です。

 

 

【関節の動きと筋肉】

屈曲

脚を曲げる(挙げる)動き

関わる筋肉:腸腰筋(大腰筋)、大腿四頭筋(大腿直筋)、大腿筋膜張筋、縫工筋、恥骨筋

伸展

脚を伸ばす(後ろに振り上げる)動き

関わる筋肉:大臀筋、ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)

外転

脚を外に広げる動き

関わる筋肉:中臀筋、小殿筋、大腿筋膜張筋

内転

脚を内に閉じる動き

関わる筋肉:内転筋群(大内転筋、長内転筋、短内転筋、薄筋、恥骨筋)

外旋

脚を外向きに捻る(胡坐をかく)動き

関わる筋肉:大臀筋、深層外旋六筋(梨状筋など)

内旋

脚を内向きに捻る(野球のバッティングやゴルフのスイングでの前足の)動き

関わる筋肉:中臀筋、小殿筋、大腿筋膜張筋

 

いかがでしょうか?股関節の6方向への動きには、たくさんの筋肉が担い手となり多彩な動きをサポートしています。それだけに股関節へは様々な負担もかかりやすく痛みを引きおこすこともあります。まちの整骨院武里駅前では、様々なスポーツや生活でのケガに対して、よりよい施術ができるよう考えています。気になることがありましたら是非お気軽にご相談ください。

 

 

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