武里
股関節が整うと起こる変化8選 Part2
こんにちは。まちの整骨院武里駅前です。
立冬も迎え、暦の上では冬になりました。
秋も深まり乾燥する日も増えてきましたがインフルエンザや風邪も増え始める時期です。
新型コロナウイルスもまだまだ安心できる状況ではないので、うがい手洗い消毒などを徹底して予防を心がけましょう。
さて、今回は前回に引き続き、股関節が整うと起こる良いこと8選の後半戦をお送りします。
⑤ 下半身全体のパフォーマンスが上がる
これまでにお話した通り、股関節は身体の様々な動きに関わってます。
この重要な関節である股関節に深刻なダメージが及ぶと、損傷している部分を「人工関節」に置き換える手術が行われることもあります。
人工関節ができる前、症状によっては股関節を固定してしまう手術が行われる時代もありました。例えば結核菌による結核性関節炎が股関節で生じた際に痛みを抑えるため股関節を固定するなどです。
股関節を固定すると結核性関節炎による痛みはなくなりますが、10年以上経つと膝が自動回旋する人が出てきました。
これは股関節が秘かに膝の動きを助けているということです。
たとえば、膝は構造上伸ばすと捻れなくなるため代わりに股関節が脚を捻る動きを担います。そのため、股関節を固めると、孤立無援の膝のストレスが増えて運動が起こるのだと考えられます。
逆に股関節の可動性を高めると膝や足首など周囲の関節をサポートする力がアップし下半身全体のパフォーマンスが上がるとも考えられます。
⑥ 歩く歩幅が広がる、走るペースが速くなる
手ごろな有酸素運動といえばウォーキングやジョギングが挙げられます。
いずれも運動不足の解消や体脂肪の燃焼に有効とされています。
そんなウォーキングやジョギングにも、股関節を鍛えることはプラスとなります。
歩くときも走るときも、初心者は膝関節中心の小さな動きになりがちです。動きを股関節中心に変えていくと、ストライド(1歩の距離)が伸ばせるようになりペースが上げられるようにもなります。
歩く速度は高齢になると遅くなりますが、意外にもピッチ(回転数)はほぼ変わりません。加齢で股関節の動きが悪くなると一歩一歩が狭まり、結果的に歩く速度がスローダウンするということです。
股関節を整えれば、ストライドが広がってペースが上がりウォーキングがより効果的に行えます。
ジョギングでも同様に股関節を軸に動かすとお尻の大臀筋や大腿後ろ側のハムストリングスといった大きな筋肉が効率的に使えるようにります。大きな筋肉の方が持久力もあり疲れにくく、長い距離でも楽に走れるようになります。
⑦ 姿勢が良くなる、所作がキレイになる。
日本では華道や茶道のように礼法(礼儀作法)を重んじる場面が多々あります。
こうした礼法でも股関節を正しく働かせることが求められることがあります。
例えば正座をする時には礼法に従うと、踵の上に骨盤の坐骨を乗せる必要があります。すると骨盤は前傾し腰椎の前方カーブが少しきつくなり腰は軽く反ります。その姿勢で体幹をきちんと固めて股関節から上体を前に倒すのが美しいお辞儀とされています。
礼法と同じように、日本舞踊や狂言や能といった古典芸能でも股関節を重んじています。
日本舞踊でも狂言でも、骨盤を床と平行に動かし、背骨を床と垂直に立てるのが鉄則。それが可能なのは、股関節がしなやかに稼働し、骨盤と背骨を安定させているからです。
股関節の機能を高めれば古来の礼法や芸能にも通じる姿勢の良さや優雅で美しい所作に近づけます。
⑧ 均整の取れた下半身に仕上がる
筋トレでは狙った筋肉のみをピンポイントで鍛えることが重視されることが多く、一つの関節だけを動かす単関節運動を行うことが主になっています。大腿前側の大腿四頭筋を鍛えるレッグエクステンションや大腿後ろ側のハムストリングスを鍛えるレッグカールなどが代表的なものです。
単関節運動で特定の筋肉だけに負荷を集中させると筋肥大を促しやすいですが、バラバラに鍛えていると筋肥大に偏りが生じ、体型がアンバランスになる恐れもあります。
本来、スポーツや日常生活動作は複数の関節を協調させて動かす統合運動です。
単関節運動ではなく、スクワットのような股関節を中心とする統合運動で鍛えると、下半身は自然に機能的で均整の取れたフォルムに整ってきます。
スクワットのように自分の体重を用いる筋トレは、基本的にすべて統合運動です。ジムでの単関節運動に励むだけでなく自宅で股関節を中心とする統合運動でも鍛えた方が理想の下半身に最短距離で近づきやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
人体における最大の関節「股関節」は整えることによって身体にとって良いことがたくさんあります。
まちの整骨院武里駅前では痛みの治療だけでなく、お身体のお悩みに対しても真摯にアドバイスいたします。お痛みや悩みのある方はお気軽にご相談ください。
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