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武里

踵骨骨端症(シーバー病)

2021.05.28

 

こんにちは。まちの整骨院武里駅前です。

 

近年ではこの時期に運動会を行うことが増えてきていますね。

当院にも運動会の練習でケガをしてしまった子たちが多数いらっしゃいます。

今回は小学生くらいの年齢でスポーツなどをしている子に多い、

「踵骨骨端症(シーバー病)」についてのお話です。

 

 

【発生メカニズム】

骨端核が存在するような年齢の時に繰り返される踵部分でのストレスがこの疾患が発生する原因だといわれています。

もともと、軟骨成分の多い子供の骨は衝撃にも弱く、腱による強力なけん引力がかかると軟骨部分では容易に骨がはがれてしまいます。

膝においてはオスグッド病がよく聞かれますが、それとよく似た病態だと考えていただくと、わかりやすいかと思います。

 

 

【負傷原因】

踵骨骨端症(シーバー病)の原因は、大きく分けて3つあります。

・アキレス腱(ふくらはぎ)、そくていけんまく(足裏)などが硬くなっている

・急に運動を始めたり、急に練習量が増えたことによる使いすぎ(オーバーユース)

・姿勢やフォームの未熟さによるかかとへの負担が集中してしまう

アキレス腱とそくていけんまく(足裏)はどちらもかかとの骨に付着しています。これらが硬い状態でダッシュやジャンプなどの激しい運動を繰り返すと、かかとの骨への負荷が大きくなりすぎて炎症を起こしてしまいます。

 

 

 

【症状】

踵の腫れ、圧痛(押したときの痛み)、歩行時痛がみられ、軽症のうちは踵が少し痛いくらいですが痛みで足をつけないほどの重症に至ることもあります。経過は半年~1年と長くかかることがありますが、骨が出来上がってしまえばその後痛みが続くことはありません。

 

 

【検査方法】

レントゲンや超音波(エコー)での判断を行います。子供の骨には骨端核とよばれる丸みの帯びた分裂した骨が写ります。骨端核がさらに分裂していることで判断されます。

 

 

【治療方法】

安静:痛みがなくなるまではスポーツ活動の制限を行い安静にします。

ふくらはぎの緊張を和らげるために踵を高くするインソールや踵の痛い部分へのストレスを軽減させるためにクッションやヒールカップなどを使用します。

物理療法・・・超音波などを使用し、患部の炎症軽減行います。

 

 

【再発予防】

シーバー病を予防するには、アキレス腱や足底腱膜(そくていけんまく)のストレッチがとても大事です。

日頃から継続的に行うことによって柔軟性を高め踵への負担を軽減させることが重要です。

 

タオルを使ったアキレス腱、ふくらはぎのストレッチ

 

親指の付け根と小指の付け根にタオルをひっかけ、足の方向に引っ張ります。

伸ばしたまま行うと上部(浅部)、軽く曲げて行うと下部(深部)にストレッチがかかります。

30秒1セットを目安に各2セット程度行います。

 

 

 

気になることがありましたらメールまたはLINE、電話などお気軽にお問い合わせください。

 

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