武里
有痛性外脛骨
こんにちは?まちの整骨院武里駅前です✨
早いもので桜も満開になり暖かい日も増えてきましたね。緊急事態宣言も解除となり感染症等に気を付けながらも、お出かけする機会が増えてくると思います。
今日は長く歩いたり、スポーツをしたりして足首の内側に痛みが生じる「有痛性外脛骨」についてお話ししたいと思います。
有痛性外脛骨とは
外脛骨は舟状骨(内くるぶしの前下方)にある余剰骨で15%~20%くらいの割合で存在します。通常時は痛みが出ることもなく存在していても問題ありませんが、歩行時や運動時に痛みが生じるものを有痛性外脛骨と呼びます。
原因
外脛骨のある舟状骨には後脛骨筋というふくらはぎの筋肉がついており、運動などにより付着部の腱が引っ張られ炎症を引き起こします。多くは成長期の骨に起こりますが成人後も捻挫や靴による圧迫、過度な運動、また、長時間の立ち仕事により痛みを生じることもあります。特に外脛骨が大きく突出している場合や扁平足、足部の回内がある人は注意が必要です。
診断・分類
先ずは外脛骨(突出している部分)を押して痛みがあるかを確認します。
正確に診断、分類を行うにはX線撮影を行い、その形態を確認します。
タイプ別に3つに分類されますが最も痛みが生じやすいのがTypeⅡです。(上図参照)このタイプは外脛骨も大きく、舟状骨とも繊維軟骨で結合しているため捻挫などの外傷によって損傷しやすいと考えられています。
治療方法
先ずは保存療法が選択される場合が多いです。
痛みが強く出ている時には運動の中止、安静にし熱を持っている場合にはアイシングや消炎鎮痛薬の湿布などを行います。
ストレッチ:ふくらはぎの筋肉を柔軟にし、外脛骨への負担を軽減します。
腓腹筋のストレッチ
後脛骨筋のストレッチ
タオルギャザー:土踏まずの筋肉を鍛えて支える力を強くします。
踵をつけたまま足指の力でタオルを手繰り寄せます。
物理療法:温熱療法や電気療法で血流の改善と筋緊張を緩和させます。
装具療法:インソールやサポーターを使って外脛骨にかかる負担を軽減させます。
上記のような治療をして痛みの緩和と再発予防を行っていきます。
また、靴のサイズが合っていない(きつすぎる、大きすぎるetc.)場合にも症状は出やすくなりますので注意が必要です。
手術療法:保存療法を数か月行っても痛みが改善されない場合には手術が選択されることもあります。
手術では外脛骨と舟状骨に穴をあけて結合させるドリリング法や外脛骨の摘出術が選択されます。
有痛性外脛骨は放置すると再発もしやすいものですので早期治療と再発予防が重要になります。
まちの整骨院武里駅前では有痛性外脛骨に対する治療や再発予防などについてのアドバイスも行っております。
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