武里
シンスプリントについて

こんにちは!まちの整骨院武里駅前です。
今日は「シンスプリント」というケガについてお話したいと思います。
シンスプリントってドコの痛み?
シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎やMTSS(Medial tibia stress syndrome)とも言われる、すねの内側の痛みです。
シンスプリントの原因
多くはスポーツが原因で起こるスポーツ障害です。
硬い路面でのランニングや過度の跳躍動作などのトレーニングで骨膜が繰り返し引っ張られると炎症が起こり、痛みが生じます。
一般的にシンスプリントは内側の中央より下1/3の部分が痛む場合が多いですが、内側全体、外側など筋肉の付着する骨の際ならどこでも痛くなる可能性があります。
上記の動作が多い陸上、バスケット、サッカーなど走る量が多いスポーツ選手に好発します。
また、偏平足など土踏まず(内側縦アーチ)が低下している人は症状が出やすい傾向にあります。
シンスプリントの症状
症状は主に脛骨(すねの部分)の前方内側に鈍くてズキズキするような痛みが生じます。
初期は運動し始めの痛みで、しばらく運動をすると軽快しますが、
重度になると歩行時、そして安静時にも痛みが出現するようになります。
患部を指で押すと痛みが強くなる症状(圧痛)があり、腫脹や熱感をともなうこともあります。
※痛みがでる頻度によって、以下の4つにわけることができます
【Waish分類】
Grade Ⅰ・・・運動後にのみ疼痛(痛み)がある。
Grade Ⅱ・・・運動前後に疼痛があるがスポーツ活動に支障はない。
Grade Ⅲ・・・運動前中後に疼痛がありスポーツ活動に支障をきたす。
Grade Ⅳ・・・疼痛が強くスポーツ活動は不可能
GradeⅢ以上になると運動を休止する必要があります。
シンスプリントの治療方法と予防法
炎症期(痛みが強く熱を持っている時)はアイシングが基本となります。その後、負担のかかっている筋肉(後脛骨筋や長母趾屈筋)に対してマッサージやストレッチなどを行い血流を改善し痛みを軽減させます。
また、予防としては日頃のストレッチや正しい歩行の訓練、偏平足のある人にはテーピングやインソールを使い改善を図ります。
新年度になり新たに部活を始めた人やブランクが開き運動を再開した人は特に生じやすいスポーツ障害です。普段のセルフケアや早期の治療が大切になりますので、気になる方は早めの相談をお勧めします。
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