前回に引き続き今回はこむら返りの対処法・予防法についてです。

・つった時の救世主　漢方薬「芍薬甘草湯」（シャクヤクカンゾウトウ）

漢方薬は即効性がないイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、漢方薬「芍薬甘草湯」は

漢方薬の中でも「急激に起こる足のつり」に効果を発揮します。
・寝ていて突然こむら返りを起こした
・久々の運動中、いきなり足がつった
・筋肉がけいれんして、急に痛みが出た
こんな方に役立つ漢方薬です。

・つった時のセルフケア

特に睡眠中に起こると、眠気と痛みで早く治したいと焦るでしょう。

それでも症状としては筋肉が収縮しているだけなので、落ち着いてこわばりをほぐすことが大切です。

○膝を伸ばしたまま座り、つった方の足の爪先をつかんで、ゆっくりと手前に引っ張る。

○アキレス腱を伸ばす要領で足を前後に開き、つった方のふくらはぎをゆっくりと伸ばす。壁に両手をついて行ってもよい。

○ふくらはぎ全体をほぐすようにやさしくマッサージする。

○患部をお湯や蒸しタオルなどで温める。つった時のセルフケア

・つらないための予防法

○水分、ミネラルの補給・・・スポーツドリンクなどを飲み、水分・ミネラルを補給しましょう。

　　　　　　　　　　　　　　就寝前にも飲んでおくことをおススメします！

○体を冷やさない　　　・・・冷えは筋肉を収縮させてしまいます。夏でも「素足は避ける」「ひざ掛けを常備する」

　　　　　　　　　　　　　「使い捨てカイロをる」などしてください。

○湯船につかる　　　　・・・入浴時はシャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かって体を温めましょう。

　　　　　　　　　　　　　　湯上りにふくらはぎをやさしくマッサージするのも効果的です。

○空いた時間にストレッチ・・・仕事で座りっぱなし又は、立ちっぱなしという人も多いので休憩時間などに

　　　　　　　　　　　　　　ふくらはぎを伸ばしたり、適度に屈伸運動をしたりしておくと、こむら返り防止に役立ちます。

○ハイヒールなどの着用を控える：足に負担がかかる靴は筋肉疲労を招きます。ハイヒールなどを長時間履くのは控えたほうが

　　　　　　　　　　　　　　　いいです。

夜中にこむら返りが続いたりすると、睡眠障害が出てしまうこともあります。一過性だからと軽視せず、

ミネラルバランスなどに気を配るようにして予防してみてください。