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武里

股関節の重要性

2021.09.24

こんにちは。

まちの整骨院武里駅前です。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが今年は残暑が厳しかったですね。

 

また、COVID-19の全国感染者数も下降してきており緊急事態宣言の解除も秒読みといったところでしょうか。

しかしながら再びの感染爆発が起こらないようまだまだ油断は禁物です。

みなさんも体調管理などご留意ください。

 

 

さて、今回からは数回にわたって、股関節についてお話したいと思います。

 

 

人体最大の関節「股関節」

 

人の体には約200個の関節があります。それらの関節の中で最大となるのが「股関節」。

股関節は体重を支える「荷重関節」の中心になります。

 

2足歩行で立つ際の重みは足(足関節)から膝関節へと加わり最終的には股関節に負荷が集中します。

そのため、他の関節よりも大きくなる必要があります。

 

また、股関節は可動域が広く、3つの面で立体的に動く関節なので関わる筋肉はそれだけ大きくなります。

 

股関節を働かせる筋肉は、大腿前側の大腿四頭筋、大腿後ろ側のハムストリングス、内腿の内転筋群、お尻の大臀筋など、どれも大きな筋肉で、大小合わせると全部で20以上の筋肉が働いています。全身の筋肉の約3分の2は下半身に集中してますが、その大半は股関節と関係しています。

 

 

股関節の場所

 

みなさんは「股関節はどこ?」と聞かれて、正しく答えられますか?

 

“股”関節というからには「股の間」にあると答えた方もいらっしゃるかもしれません。股の間にあるのは骨盤の恥骨という骨です。

 

股関節は膝を高く引き上げるとズボンに折り目ができるところ、いわゆる“コマネチ”の部分の真ん中あたりになります。

 

腰の横で触れる出っ張りを股関節と誤解されるかたもいらっしゃいますが、上部なら腸骨(腸骨稜という骨盤の張り出し部分)、下部なら大転子(大腿骨の張り出し部分)という部分になります。

 

 

股関節の働き①

 

股関節がどこにあるのか。ピンと来ない人でも、股関節を毎日どこかのタイミングで使っています。

「立って行う動きで、股関節が関わらない運動はないと言ってもいいくらいです。」

 

そもそも重力に逆らい、直立二足歩行をしているヒトという動物にとっては、地面を踏みつけた反動で得られる反力(地面反力)こそが、立つ、歩く、走る、跳ぶといった基本的な動きのパワー源です。

 

野球のピッチングやバッティング、テニスやゴルフのスイングといったスポーツ動作では、上半身の動きばかりに目を奪われますが、ここでもやはりパワー源は地面反力となります。

 

その地面反力を受け止め、コア(体幹)を介して上半身へ伝えるのが、股関節。そして股関節は下半身でもっとも可動性が高く、3面で3Dに動けるおかげで、私たちは360度自由自在に動けるのです。

 

 

股関節の働き②

スポーツはもちろん、日常生活でも重要なのが、重心のコントロールです。「立つ」・「歩く」といった日常生活での動作でも、人の体は無意識に重心を調整しています。

この重心がうまく保てないと、転倒する可能性が高まるなど注意が必要となります。

 

この重心の維持で鍵を握っているのも、股関節です。

 

人が立っているときの重心は、骨盤内の第2仙骨のやや前方にあります。第2仙骨のまわりには、仙腸関節と腰椎、そして股関節があります。そのうち仙腸関節は、関節といってもほとんど動きません。腰椎は安定性が必要なので、そうなると、第2仙骨近辺にある重心をキープする役割が担うのが股関節になります。

 

 

 

スポーツをされている方でフォームやバランスが乱れやすい、日常で片脚立ちで何かしようとする(例えば立って靴下をはく)とバランスが崩れてしまうなど悩みがあるなら、股関節に原因があるかもしれません。

 

 

次回も引き続き股関節についての話が続きますが、今回の話の中でも当てはまることや気になる動作、お悩みなどがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

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