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南桜井

アルツハイマー病についてのお話

2021.06.09

こんにちは!

まちの整骨院南桜井の鈴木です。

今朝テレビでアルツハイマー病の治療薬を米食品医薬品局が承認したというニュースがありました。

この薬は世界初の根本的治療薬になると期待されているそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210609/k10013075321000.html

高齢社会の日本ではたびたび問題となっているアルツハイマー。

どのような病気なのか紹介します。

 

アルツハイマー病とは

不可逆的な進行性の脳疾患です。

記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活でもっとも単純な作業を行うこともできなくなります

高齢における認知症の原因のひとつです。

 

<症状>

記憶障害、言語障害、予測不可能な行動があります。

物を覚えられない、直前にしたことを忘れる、徘徊などがあてはまります。

 

・なぜ起こるのか

原因は完全にはわかっていませんが脳内で起きる複雑な事象によって発症することが明らかになってきました。

遺伝や環境及び生活習慣など複数の因子が絡み合って起こると考えられます。

また、加齢に伴う脳の変化がニューロンに害を及ぼし、発症するともいわれています。

 

 

・加齢によるものわすれとの違い

認知症と加齢によるものわすれとの違いには以下のものがあります。

 

 

  加齢によるもの 認知症によるもの
ものわすれの自覚 あり なし
自身の行動 行動の一部を忘れる 行動自体を忘れる
忘れた事を思い出すか ヒントがあれば思い出す 思い出せない
日常生活への影響 なし あり
判断力 変化なし 低下する

 

 

 

記憶は①記銘(情報を覚える)、②保持(情報を蓄える)、③想起(情報を思い出す)の3つのプロセスからなっています。

加齢によるものわすれでは、③想起する能力が低下するため、思い出すことに時間がかかります。

他のプロセスは変わらないので、日常生活に影響はありません。

認知症によるものわすれでは①記銘する能力が低下するため、そもそも覚えることができなくなり、さまざまなことに影響があります。

 

重度のアルツハイマー病の患者さんは日常生活ができなくなるため、介護生活を余儀なくされます。

周りの方々だけでなく、患者さん本人にも大きな負担がかかります。

今回開発された新薬でアルツハイマー病が治ることに期待ですね!

 

 

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