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春日部

テニス肘(外側上顆炎)

2021.02.11

こんにちは。

まちの整骨院春日部東口です。

 

今週からのブログは肘から腕、手の症状についての記事を

中心に書いていきます。

今回は外側上顆炎(テニス肘)についてです。

よくテニス肘をという言葉を耳にしますが、正式名称は外側上顆炎と言います。

 

【発生機序】

中年期以降によくみられ、テニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれますが、

実際はテニスをしない方でも肘の外側に痛みが出る比較的によくみられる病気です。

病態や原因については十分に分かっていませんが、年齢とともに肘の腱の質がやや低下してくるのに加え、

無理が加わると痛みが生じてきます。

フライパンを振って痛みが出だしたり、最近ではパソコンをしていて痛みが出だしたりする方もいます。

主に短橈側手根伸筋の起始部(筋肉が始まる場所)が肘外側で障害されて生じると考えられています。

この短橈側手根伸筋は手首(手関節)と中指を伸ばす働きをしています。

「短橈側手根伸筋 イラスト 無料」の画像検索結果

 

 

 

 

 

 

 

 

【症状】

ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から腕ににかけて痛みが出現します。

多くの場合、安静時の痛みはありません。また疼きを痺れのように感じる方もいます。

【治療】

保存療法(手術をしない)が原則です。

痛みが強い場合は、仕事やスポーツを中止し、出来るだけ肘に負担をかけないように安静にします。

 

・ステロイド注射

整形外科では急性期で痛みの強い場合、

局所ブロック注射が一般的です。

 

・マッサージ

マッサージで短橈側手根伸筋などの筋肉の緊張を取り除き、柔軟性を高めることで

短橈側手根伸筋の起始部(筋肉が始まる場所)への負担を軽減し痛みの改善が見込めます。

 

・電療

低周波治療器や超音波治療器を使い筋肉の緊張を取り除いたり、炎症を取ることで痛みの改善が見込めます。

 

・ストレッチ

手首を反らす筋肉(伸筋群)を伸ばして柔軟性を上げることで、起始部への負担が軽減されます。

肘を完全に伸ばして、反対の手で伸ばします。

さらに中指をつかみ伸ばすことで短橈側手根伸筋が伸ばされます。

 

・装具療法

バンドで伸筋群を抑え込むことにより、起始部への負担を減らすことが出来ます。

・アイシング

仕事後、スポーツ後に行います。炎症があり痛みが強い場合は、

アイスノンや氷水でしっかりと冷やすようにしましょう。

 

【経過】

日常生活で痛みの出ないように気をつけたり、電療やマッサージ治療などのリハビリをすることで

多くの場合は改善が見込めます。

また、痛みが落ち着いても再発しやすい症状でもあります。

治療を継続しても改善が見られない場合や、炎症が慢性化している場合には、手術をする場合もあります。

痛みが出た場合は、放っておかずに早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

 

痛みでお困りの方はお気軽にご相談下さい(^^)

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