南桜井
血管運動性鼻炎知ってますか?

こんにちは!まちの整骨院南桜井です。段々と寒くなり体調の変化が起きやすい時期になってきましたね。
インフルエンザもはやり始めているのでうがい手洗いなどをしっかりして予防していきましょう!
それに関連して今回は、血管運動性鼻炎のお話です。最近、増えてきている疾患なのでご存じの方もいらっしゃるかと思います。
血管運動性鼻炎とは、アレルギー性鼻炎と同じような症状がでるのに、アレルギー検査をしても陰性で原因が特定できない鼻炎の事をいいます。
花粉症で代表されるアレルギー性鼻炎は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを起こします。
これを「アレルギー性鼻炎の三徴」というのですが、これとよく似た症状を起こすのが「血管運動性鼻炎」です。
血管運動性鼻炎の原因は鼻粘膜にある自律神経の異常(過敏症状)といわれおり気温差などの温度刺激、乾燥、ほこりなどの刺激、ストレスなどがきっかけで症状がでてきます。朝に鼻水、くしゃみが出るモーニングアタックや、寒いところで鼻が出るスキーヤーズノーズが有名です。
ほこりや、花粉も刺激となるため、アレルギー性鼻炎や花粉症と間違われる事があります。
子供は、環境の変化により体の受ける影響が大きい為、体温変化、交感神経緊張、鼻粘膜が過敏などの刺激で血管運動性鼻炎が生じやすいです。原因が特定できないため予防法はなく、症状に合わせて対症療法が中心になってきます。
周囲の環境の変化・・・主に冷・暖の変化が引き金となって発症することが多く朝暖かい布団から抜け出た直後からくしゃみ・鼻水などの症状がしばらく続き、食事を終え出勤・登校の頃になると・・・すなわち周囲の温度に慣れてくると症状が治まってくる。逆に夜布団に入って暖まってくると鼻づまりなどの症状がしばらく続く。
暖かい居間からヒンヤリとした台所へ移るとくしゃみが出たり、暑い戸外から冷房の効いた室内に入ると「さわやか」に感じるよりむしろ鼻がズルズルと不調になる。
分かり易く表現すると「温度アレルギー」と言えば分かり易いと思います。
花粉の時期じゃないのに鼻炎の3徴が起こるという方は、寒暖差による鼻炎。血管運動性鼻炎なのかもしれませんね。