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高野台

寒い時期には温かいお茶を!

2022.10.12

皆さんこんにちは☺️

高野台まちの整骨院です!

10月に入り、肌寒い日が多くなってきましたね。特に今年は寒暖差が激しいので、体調管理には十分ご注意下さい。

寒くなってくると、温かい食べ物、飲み物を口にする機会が増えてきますね。

そこで、今回は特に飲む機会が増えるお茶についてのお話です。

 

お茶と言っても、緑茶、紅茶、ウーロン茶……。世界各国で親しまれているお茶にはさまざまな種類がありますが、元は同じ「チャの木」(チャノキ、茶樹とも表記される)の茶葉から作られています。

大きく分けると、紅茶に適した「アッサム種」と、緑茶に適した「中国種」の2つがあり、それぞれ次のような違いがあります。

 

■「アッサム種」と「中国種」の違い

アッサム種(紅茶用)は高木(喬木) 大きく、葉の長さが20~30cm程度に及ぶ 寒さに弱いため、インドやケニアなどの暑い地域が中心 スズラン系の軽くさわやかな花の香りの「リナロール」が多い 中国種(緑茶用)は低木(灌木) 小さめで、葉の長さは4~5cm程度 寒さに強く、中国や日本で栽培されている かんきつ系の香りの「ゲラニオール」が多い

木の背丈や茶葉のサイズなど、両者の見た目は大きく異なります。しかし葉に含まれる成分の種類にはほとんど違いはありません。多くの効能で注目されるお茶の主要成分「カテキン類」も、もちろんどちらにも含まれます。ただし、一般的に中国種よりアッサム種のほうがカテキン類の含有量は多い傾向にあります。

また、種類を問わず、暑い地域で栽培されたり、暑い時期に収穫されたりしたお茶のほうがカテキン類の含有量が多い傾向が見られます。日本の緑茶も、4月下旬~5月上旬に最盛期を迎える一番茶より、気温が高くなってから摘み採られた二番茶、三番茶のほうがカテキン類の含有量は多くなります。

さらに、茶の新芽の生育時期や摘み採った葉の部位、やわらかさ、加工法などによっても、お茶に含まれる成分の量は異なります。

このように含有量に違いはあるものの、他の植物にはまれな、あるいは含まれない成分を含有していることはお茶の大きな特徴です。特に代表的な成分として前述の「カテキン類」、そしてアミノ酸の一種である「テアニン」、コーヒーなどでもおなじみの「カフェイン」が挙げられます。

お茶ならではの3大成分とその作用をチェック!

それぞれの機能や効能についてご紹介します。

【カテキン類】
お茶特有の渋味や苦味を感じさせる成分で、抗酸化物質であるポリフェノールの一種です。
緑茶に含まれるカテキン類には、主に次のような種類があります。

  • エピカテキン(EC)
  • エピカテキンガレート(ECg)
  • エピガロカテキン(EGC)
  • エピガロカテキンガレート(EGCg) 

さまざまな研究から分かっているカテキン類の機能性には次のようなものがあります。

  • 抗酸化作用
  • 肥満予防
  • 抗がん作用(消化器系・肺・脾・腎・乳腺・皮膚がんなど)
  • コレステロール低下
  • 血圧上昇抑制
  • 抗菌作用(食中毒菌、コレラ菌、O-157、白癬菌など)
  • 虫歯予防
  • 抗ウイルス(インフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)など)
  • 腸内細菌叢改善
  • 抗アレルギー
  • 消臭

 

【テアニン(アミノ酸類)】

アミノ酸は10数種類~20種類ほど含まれ、その大半を「テアニン」が占めています。テアニンは別名「グルタミン酸エチルアミド」といい、上品な甘さやうま味があるのが特徴です。

テアニンには次のような機能性があることが報告されています。

  • リラックス効果
  • 抗ストレス作用
  • 血圧降下作用
  • 睡眠改善作用
  • 脳神経機能調整、認知症予防

 

【カフェイン】
カフェインには中枢神経を興奮させる作用がありますが、麻薬のような中毒性はなく、手軽にリフレッシュできるのが大きなメリットです。お茶が古くから世界中で愛飲されてきた背景に欠かせない成分の一つといえるでしょう。

広く知られている機能として次のものが挙げられます。

  • 覚醒作用
  • 強心作用
  • 大脳への刺激
  • 利尿作用

 

抗アレルギー作用に期待するなら熱めのお湯で入れるのがおすすめ

お茶を急須やティーポットなどで入れて飲む場合には、お湯に溶けない成分があったり、温度によって溶ける量が異なったりするため、全ての成分を等しく摂取することは難しいといえます。

お湯に溶け出さない代表的な成分には、ビタミンA(カロテン)、ビタミンE(トコフェロール)などがあります。その他の成分も全てがお湯に溶けるわけではなく、ビタミンCで60~80%、カフェインで70~80%、アミノ酸で50~70%、カテキンでは40~60%程度しか溶け出しません。

 

お湯の温度は低めのほうがカフェインやカテキンの含有量が少なくなるため、渋味や苦味も軽減されます。逆にアレルギーを緩和するといわれるメチル化カテキン(EGCg3”Me) などは湯温が低いと溶け出しにくいため、熱湯でじっくりと煎じて入れるのがおすすめです。

最近は、お茶に含まれる豊富な成分を丸ごと摂取できる食べるお茶や抹茶、粉末茶などへの注目も高まっています。

 

なお、カフェインについては、WHO(世界保健機関)によると、カフェインが及ぼす胎児への影響はまだ確定していないとしながらも、流産や新生児の低体重のリスクを減らすために、1日のカフェイン摂取限度は300mgを推奨しています。緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどといわれていることから、1日10杯程度に抑えることが望ましいとされています。自分の好みの味わい方でおいしく楽しみながら、健康維持につなげていきましょう。

 

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