春日部
頭痛について(慢性頭痛)
段々寒なってきてますが、もうあっという間に秋になってきましたね。
寒くなり頭痛を訴える患者さんが増えてきました。
今週は頭痛についてご紹介します。
日本人のうち約4,000万人が慢性頭痛を有していると推定されています。
三人に一人は、慢性頭痛に悩む、いわゆる“頭痛もち”といわれています。
・頭痛の種類
頭痛は、日常的に起こる頭痛、脳の病気が原因の頭痛、慢性頭痛の大きく三つに分けられます
頭痛もちの頭痛は慢性頭痛で、これはさらに緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の三つに分けられています。
―慢性頭痛―
・緊張型頭痛
緊張型頭痛は慢性頭痛のなかでは最も多く、とくに10~50歳代の女性に多くみられます。
「ストレス頭痛」ともいわれ、精神的・身体的ストレスにより起こります。
両側性か、頭全体にあらわれます。頭重感、締めつけ感として感じられることが多く、
吐くことはまれです。肩こり、目の疲れ、耳鳴り、めまいなどを伴うこともあります。
痛みの起こる日数により、反復発作性(月15日未満)、慢性(月15日以上)に分けられています。
・片頭痛
片頭痛は10~20歳代で始まることが多く、男性より女性に多くみられます。緊張型頭痛より少ないとされています。
こめかみ部分の動脈や脳の血管が広がり、その周辺の神経が刺激されて起こる頭痛です。
主に頭の片側にズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴ですが、両側に痛みを感じる方も少なくありません。
痛む時間は4〜72時間程度です。また、頭痛が始まると、寝込んだりして生活に支障をきたしたり、
吐き気や光・音に耐えられなくなることもあります。頭痛前に、チカチカした光が視界に現れることもあります
(閃輝暗点:せんきあんてん)。
約20パーセントの患者さんでは前兆の前に、抑うつ、イライラ、情緒不安定、食欲不振などの予兆がみられます。
・群発性頭痛
群発頭痛は、年に1度ほど、1~2カ月ぐらいの間、連日のように片眼がえぐられるような強烈な痛みが起こるものです。
痛みと同じ側の眼の充血、涙、鼻閉、鼻汁を伴い、45分~1時間持続します。
痛みが起きる期間(群発期間)以外には頭痛はみられません。青年~中年男性に多く、飲酒が誘因となります。
慢性頭痛の3種類についてご紹介しました。
次回は3種類の頭痛についての治療と生活上の注意についてご紹介します。
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