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南桜井

肘の痛み

2019.10.05

こんにちは!まちの整骨院南桜井です。だいぶ秋らしい陽気になってきましたがみなさん体調崩したりされてませんか?季節の変わり目は体調変化が起きやすいのでお気を付けくださいね!

今回は、最近少し患者さんの痛みの訴えで増えている肘に関するお話です。肘の痛みと言っても沢山の傷病があるので今日はよく聞く野球肘について説明していきます。

野球肘とは?

肘の内側に発生する内側側副靭帯損傷(内側型野球肘)と、肘の外側に発生する離脱性骨軟骨炎(外側型野球肘)の2種類があります。

ボールを投げる動作は、単なる肘の曲げ伸ばしだけでなく、ひねりの動作も加わり、肘の関節に強いストレスが加わります。さらに成長期は関節軟骨や、筋肉、骨は未熟で弱くこの時期に投球動作を繰り返すと当然障害が発生しやすくなります。あまり症状がないまま障害が進み、痛みがでたときには手遅れになっていることもあるので、注意が必要です。

野球肘の発生する年齢は、肘に成長軟骨が出現する小学校高学年が最も多く中学生・高校生の順と年齢が上がるにつれ減っていく傾向ですがもちろん使い方によっては好発年齢は変わってきます。

症状として投球時、投球後の痛みが主な症状です。投げ込んでいくうちに痛みが軽くなってしまうこともあり、投球数が増えてしまう原因となっていることもあります。 

痛みの場所は、2/3は内側、1/3が外側、後ろが痛む事もあります。

特に外側型野球肘は、頻度は少ないですが重症化する恐れがあるので注意が必要です。原因としてはほとんどがオーバーユース(使いすぎ)です。

 

成長期は骨軟骨や筋肉が繰り返しの刺激にたいへん弱くその上投球技術の未熟さも関係し、悪くなっていくと思われます。 内側は引っ張りの力が起き、外側は軟骨どうしが圧迫される力が起き、さらにねじれ、ずれる力も加わります。カーブを投げたときはさらにねじれの力が大きくなります。少年野球で、カーブを禁止させるのはそういう理由です。

治療としてはもし、レントゲン写真上に異常が認られれば、修復されるまで、投球を禁止し、 その後痛みがなければ、軽いキャッチボールなどで軽めの運動から行い、少しでも痛みがあれば、慎重に様子をみていかなければいけません。もし必要であれば投げ方の指導を基礎から見直していく必要があり痛みがでなければ順次投球を開始していきます。 

少年野球をしているお子さんがいる方、多いかと思います。もし肘が痛いとの訴えがあった時は決して甘く見ずに早期に医療機関への受診をおすすめします。

子供は無理して頑張ってしまいがちです。時にはしっかり休ませる事の必要性を理解していただき痛みのストレスなくプレー出来る環境を作っていけたら怪我のリスクは大幅にへります。

もし少しでも痛いや違和感がある方、お気軽にご来院下さい