南桜井
肉離れって何?

こんにちは!まちの整骨院南桜井です。日中は暑い日があったり朝晩は寒かったりで気温の変化が激しいですね。体調管理が難しいです。インフルエンザもはやり始めて
ますので日々の予防が大切です。うがい手洗い、防寒など体調を崩さぬようお気をつけ下さい!
今回は、肉離れについてのお話です。肉離れってなに?という方も多いかと思います。
肉離れとは、筋肉は筋線維の束がまとまって力を発揮できるのですが、この筋線維の一部が傷んだり、部分的に断裂したりすることを一般的には肉離れといいます。
こちらの図で言うと2番目の状態です。
ではなぜ肉離れになってしまうかというと急なダッシュやジャンプをしたときに発症することが多く、このような動きを伴うスポーツであればどのようなスポーツであっても発症する可能性があります。
特に、筋肉が硬くなっているときには肉離れに注意が必要です。筋肉が硬いと、引っ張られた力に対して筋肉が縮もうとする力が強い状態にありこのとき筋肉が伸びないため、筋肉が破断して肉離れを発症してしまいます。
もし肉離れがおきてしまったら、すぐに応急処置を行いましょう。
応急処置の方法はPOLICE(ポリス)=Protection(保護)Optimal Loading(適切な負荷)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)が基本です
特に、内出血の拡大を防ぐために受傷直後のアイシングが重要です。出血が拡大することで患部以外にも血腫(血の塊)が増えます。すると、血液が体内に吸収されるのに時間がかかるため、結果的に治療期間が長引く原因となります
ただし、過剰なアイシングには注意が必要です。血液には血小板という組織を修復する作用を持つ細胞が含まれています。患部を冷やしすぎると血流が滞り、損傷した部分に血小板が不足します。そのため、一定間隔でアイシングを中断して患部に血流を戻すことも重要ですだいたい、程度にもよりますが10分を目安に行いましょう。
学生の方が特に気になる所が、運動を再開する目安だとおもいます。結論から言うと痛みが消えてからです。
たとえば、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の肉離れの場合、肉離れを起こした足を伸ばしてみて、正常な側の足と同じ高さまで痛みを感じずに挙げることができるかを確認します。
このときのストレッチ痛なく足を挙げることができ、さらに力を入れてみても痛みを感じなければ、まずは軽いウォーキングや、階段の上り下りなどから始めてみてください。
ストレッチ痛がなくなったからといっていきなり運動を再開してしまうと、肉離れを再発する危険性があります。そのため、ウォーキングなどの日常生活動作に不安がなくなってから、ジョギングなどの軽い運動を行うようにしましょう。
患部を押したときの痛みは最後まで残ることがほとんどです。押したときの痛みも完全に消失してからスポーツに復帰する事がベストです。
肉離れ後、再受傷しないようにするには、まず安静にしていた時に落ちてしまった筋肉を元に戻すのが大切です。あと、日頃からストレッチを取り入れ筋肉の柔軟性を上げていくというのも大切な事です。
最近、学生の方を中心に肉離れの患者さんが多いです。ストレッチをしない状態で運動をしてしまうという話もよく聞きます。
怪我の予防の為にも準備運動はしっかり意識して運動を楽しんでもらえたらいいですね!